mk2[製作過程]

 そもそもこのMK2、どんなにデキの良いHGUCシリーズといっても、もうだいぶ前のキット。
 さすがに寄る歳月にはかなわず、現行のキットと比べるとディテールや間接駆動に不満を感じます。
 さらには、これはあくまでも個人的な見解なのですが、足首周りのムーバブルフレームが見た目にもかなり貧弱ww
 これはさすがに、ここだけでもいじらなければ、というのが最初の予定だったのですが、いつの間にかいつものペースで全体のバランスをいじるまでに至り、じゃあいっそのこと俺設定で!!ということで、カラーリングもTVシリーズとは違うものにする予定で、“あるコンセプト”に基づいて製作しております。
 まあ、自己満足な脳内俺設定なんだけどさww



 左の画像は途中のサフ状況なのですが、中央の素組みの状態から全体のバランスはほぼ改良した後です(背景は気にしないで下さい、右に写っているクウェルもどきも今は気にしないでww)。ちょっとピンボケで画像も粗いですが、ご勘弁をww
 全体的に、素組みキットのボディバランスを維持しつつ、細部に手を入れていく、といった具合の改良を加えるのみで、大規模工事は行っておりません。といっても、脚部、腹部、胸部、腕部、バックパック、頭部と、ほぼ手の入っていない箇所はないのですが(汗。

[頭部]

 キットの形状を生かしつつ、正面のヒサシ部分のラインを0.5mmプラ板を貼り付けて下げます。
 ノーマルの状態だと、結構パッチリお目目なんですよ、このMk2。TVシリーズでもそうだったんですけど、ちょっと可愛すぎるな、という気がしたので、“眼つきが悪いわけでもなく、かといって可愛いわけでもなく”と言う程度にまとめてみました。本当はフェイス部分をポリパテで貼り直して掘ったりしたほうが効果的だったのかもしれませんが、技術がない。。。orz

[胴体]

 腹部の最下段のブロックをキットのものからプラ板積層の間接内臓タイプに変更。同時に、腹部と胸部、頭部をつなぐ内部フレーム構造をつくり、仰け反ったり上体を体側方向に曲げたりといった可動ができるように改良。
 これは一度やってみたかった改造で、果たしてどれくらい効果があるかと思いきや、結構微妙な改造でしたww。可動を取ろうとしたら腹部ブロックと胸部パーツのクリアランスを気にしなければならず、見た目を気にしようとすると、可動を気にしたあまり腹部が細くなりすぎてしまい。結果として、キットよりも少し細い、貧弱なイメージに見えるかもしれませんが、全体的には可動と見た目、どちらもそれなりに上手くまとめられたのではないかと思っています。
 胸部ダクトは内部をくりぬいて、さらにボディ内部にもプラ板でフィンを作成。完成後に上手い具合に二重構造が見せられればと思ったものの、TVシリーズとは若干デザインが変わってしまいました。見た目に一瞬装甲が貧弱?と思えなくもないですが、見てくれはこれで結構変わりました。あとはちょこまかとデザイン変更。

[腰部]

 前後アーマーはポリパテで裏打ちをしたあと、プラ板で複合構造を思わせるようなディテールを追加。プラ板を貼る作業がどうも好きみたいです、私。。。
 正面のフンドシアーマーは、ノーマルのMk2のものから余っていたヘイズルのパーツに変更し、ハードポイントになる予定の下部にそれらしいディテールとダクトを新設。前がちょっと張りすぎているようにも思えますが、これでかなりイメージが変わりました。さらに、胴体との接合間接部を新しく作り直し、ジョイント周りのディテールをプラ板で作成。HGUCという小型のサイズではありますが、少しずつ情報量を増やしていこうというのが、実はこの改造の裏のコンセプトだったりもします(ところで、最初にいってたコンセプトって、じゃあ一体何?)。

[脚部]


 今回の改造の正念場です。
 まず、股関節部分の球体部分を切断し、ガンダムWシリーズのキット「1/144 メリクリウス」の肩関節を移植。
 股関節の球体間接はそのままに、メリクリウスから取ってきた球体関節内部にポリキャップを仕込み、接着した後に下部にダボを作ります。Mk2のヒザ上部にポリキャップを内蔵し、これで水平可動を可能にするわけです。球体間接内部のポリキャップはMk2同様の球体パーツをそのまま利用していますので、これでかなり自由度の高いポーズをとることができるようになります。

 スネ部はキットの一体成形を一度MGなどのようにパーツごとに切り出し、プラ板やパテで成形し直して、“間接可動に連動しそうに”見えるように作りこみます。同時に内部のムーバブルフレームを外側で幅増しし、後ハメ加工などを考えてブロック構成にしました(左図)。かなり手の込んだ改造になってしまいましたが、これでHGUCのMk2特有の“貧弱感”が薄れたのではないかと思います。
 ちなみにこの改造を知ったのは、Aizer.(あいざー)さんのやっているmega green oasis+というブログで、管理人のAizer.さんのMk2の作りこみに感動し、触発されて今回の改造があったようにも思われます。。。
 ……俺、人から影響されるの好きだよなあ(笑。

[腕部]

 ほとんどまるまる、ヘイズルからの流用。。。
 デザインがほとんど似ているので、下腕のユニット内部をヘイズルのように改造(ダボ新設)し、はめ込み式にしています。
 肩アーマーはヘイズルのものを若干形状変更し、ディテールを追加。上腕の水平可動部分は後ハメ加工を施しています。このあたりは、ヘイズルの改造作例などでDHMや別冊雑誌にも載っています。ヒジ間接はそのままヘイズルなので、おかげで可動域が抜群に広がりました。
 さすがにMk2本体のパーツをそのまま使うのは。。。ねえ?
 ……まあ、おかげで新型のヘイズルが一箱、部品取りになってしまいましたがww。

[バックパック]

 なんというか、TVシリーズを見ていても感じたんですがサーベルラックの意味がよく分からない。。。後ろに確かにスラスターっぽいのはついているんですが、たとえはフルバーニアンみたいに機能的なのかしら?というと、詳細は定かではないものの、いまいちインパクトに欠ける。。。
 ということで、サーベルラックを大型化し、スラスターを新たに市販のディテールアップパーツで増設。その上で、Mk2の可動式のサーベルラックの接続部分をポリキャップで作り直し、結果として可動がより柔軟に、また分解もしやすくなりました。
 ……まあ、どこまでも自分設定が行き過ぎている感じですがww。

[ライフル]

 何か、物足りないので余ってたバズーカとライフルで、よくG.F.F.でカトキバーザムが持っているバズ付きライフルを作ってみました。
 これって、米軍がM16とかM4にM203グレネードランチャーをオプション装備していたのを真似たというか、パクったんだと思うんですが、そうするとライフルのエネルギーパック(銃把手前の箱状部分)は一体どこに入るのだろう。。。??
 ちなみに脱線しますが、最近やたらと現代軍用ライフルに使われているR.I.S.(=Rail Interface System)といわれる多目的ハードポイントを模したようなデザインが見受けられます。
 が、あれってぜんぜんMSには意味ないと思うんだよなあ。。。
 あきらかに、飾りだけだってww。見てくれの良さだけだってww。なんて、サバゲー経験者が語る、最近のデザイン屋さんのちょっと不思議。。。

[サフ吹き後]

 とまあ、だいたいこんな具合で改造を施した結果、こんなバランスになったわけです。
 自分の好みで簡単に、手軽にいじることが出来る点では、やはりHGUCクラスのほうが便利だとますます実感しました。
 さすがにしかしここ何年、ずっとMGを触ったことがないものだから、そろそろ何か、最新のMGシリーズに触れてみたい気もするんだけどなあ……。
 あとは塗装とデカール貼りが終われば、ほぼ完成といったところでしょうか。



 この先は、完成版に続きます。
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